21Jan,2007
先日、同僚のT君とランチに行ったとき、エビフライの尻尾を残しているのを指摘された。特に嫌いというわけでもないのでそのまま食べたのだけれど、どうもそのことがずっと気がかりだった。
エビフライの尻尾を食べる人、残す人。
これから考察するのは全ての人がエビフライをもっとより良く食べるための指標となってくれれば幸いである。今回以下の3つの部位を中心に話を進めていきます。

①のぷりぷり部は全ての人が食べる部分。
②のかりぷり部は固い殻の中に僅かながら身が詰まっている部分。③を食べずとも、殻を剥いて食べる人が存在する。
③はえびせん風の香ばしい味が人気でエビフライの全てを堪能できる。
僕が気になったのは①のみを食べる人、もしくは①と②両方を食べる人にとってこの今のエビフライは最善といったものなのか?あるいは③の人も含めた全ての人が満足できるエビフライはないのか?ということです。
そこでエビフライの誕生の際に考えられたであろうパターンを下記に3つ挙げてみます。

A. は現在のパターンです。
B. は全ての部分に衣をつけて揚げています。
C. は尻尾を取り除き②の殻を剥いたものを揚げています。
これらを検証してみます。
現在のパターンのメリットは①を食べる人、①+②を食べる人①+②+③の全てを食べる人に選択肢を与えることが出来る。
尻尾部を手で掴んで食べることが出来る。
②部分を食べる人にとって殻がうっとうしい場合がある。
A. にくらべて大きく秀でたメリットは見つからない。
しいて言えば、パン粉の量が増えたくらいか。
後ろと前を間違えやすい。
殻を食べたくない人にとってはうっかりと食べてしまうことがある。
①、②のみ食べる人にとって非常に食べやすい
メリットの反面、③を食べることは出来なくなってしまう。
これらをまとめてみると身のみを食べる人と殻まで食べる人に別れているということが見えてくる。
現在のパターンであれば②の身の部分を殻を剥かないがために残してしまう人が多く存在しているように思う。つまり少量部分ではあるが、意図せずに身の部分を残してしまっているのである。
その問題を解決しつつ、尻尾を食べるか食べないかの選択肢を与えることが現在のパターンより多くの人が満足のいくエビフライができるのではと思い、以下のパターンを考えてみた。最終案である。

Cのメリットを活かしつつ、デメリットであった尻尾部分はそえることで尻尾を食べる・食べないという選択肢を与えたパターン。②のかりぷり部である殻の部分は除いてあり、①のみを食べていた人にはより多くの身を食べれる機会を与えた。
これを現時点での最終案として全ての作り手に提案したい。
しかしながら現段階で普及しているデザインはてんぷらにも通ずるものがある。これは洋の東西を問わず、えびの尻尾を含めたフォルムが定着しているということだ。
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3
エビフライのデザインですか。新しい。
見過ごしがちな「かりぷり部」に光を当てる、優れた考察だと思います。
「かりぷり部」と「かりかり部」には、作り手の論理が働いているのでしょう。
◎かりぷり部…尻尾の細かい部分まで殻を剥くのがメンドクサー
◎かりかり部…手に衣が付くのが嫌だから、尻尾を持ち手にしちゃえ
今回の提案のように、自己都合よりも食べる人のことを最優先に考える作り手が増えれば、「かりぷり部」と「かりかり部」も食べられる機会が増えるでしょう。
すべてのプロダクトデザインがそうであるように、エビフライのデザインを変えるのは、作り手の食べ手を思いやる「ハート」なのかもしれません。
追伸:
この思想を広めるためには、エビフライのメッカである名古屋から発信するのが効果的と考えます。
エビフライとフレンチシェフのつながりはどうにも解せません。
2007年01月22日 18:07 fujiwara
4
fujiwara さん
鋭い突っ込みをどうもありがとうございます。
> エビフライのデザインを変えるのは、作り手の食べ手を思いやるハート」なのかもしれません。
熱いです。僕もその通りだと思います。
> エビフライとフレンチシェフのつながりはどうにも解せません。
フレンチシェフの件はあさはかでした。
「フレンチシェフ」改め「作り手」に切り替えておきました。
2007年01月22日 18:31 両見
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1
とても楽しく拝見させていただきました。
2007年01月22日 17:25 hira